私たちについて

こんにちは、私たちは Hiroshi と Yoko です。私たちの小さな世界の一角に訪れてくださり、とても嬉しく思います。

34年以上にわたり、私たちは共にレザーバッグを作り続けてきました ― 愛情とこだわり、そして心からの品質への信頼を込めて。レザーとの出会いは情熱から始まり、やがてそれは、美しく丁寧に作られたバッグを愛する人々と心を通わせる手段へと成長しました。

私たちの歩み

すべては、まだ若く恋に落ちた頃に始まりました。19歳のときに出会い、互いに惹かれると同時に、「美しく意味のあるものを創りたい」という共通の夢にも惹かれました。結婚後、小さな工房を開き、革を素材から実用的でエレガントな製品へと変えていく魔法のようなプロセスに夢中になりました。革の質感を手で感じ、一針ごとに命が吹き込まれていく瞬間 ― それはまさに魔法のようでした。

年月とともに、私たちの工房からは無数のバッグが生まれました ― それぞれが、持つ人と同じように唯一無二の存在です。2人の子どもを育てながら、夢を紡ぎ続けてきました。一針ごとに、バッグごとに。子どもたちは革の香りとミシンの音に囲まれて育ち、本当の愛情は家族だけでなく、地域に奉仕する企業をも育むことができると学びました。

私たちがこの仕事を愛する理由

レザーバッグづくりは、完成品を手にする以上の意味を持っています。それは創造の体験そのものであり、忍耐、技術、そして誇りの結晶です。自分たちの手で作り上げたものには心と魂の一部が宿り、それが誰かの人生の物語の一部になると信じています。

完成したバッグを手にした瞬間、そのバッグが辿った道のり ― 厳選された革の選定から最後の一針まで ― を思い描くことは特別な喜びです。それは毎日工房で体験してきた幸せであり、夫婦として、そしてビジネスパートナーとして共有してきた喜びでもあります。

最も重い決断

残念ながら、34年という素晴らしい年月を経て、この人生の章を閉じる時が来ました。店舗を閉じる決断は決して容易ではありませんでした。ここは単なるビジネスの場ではなく、家族の思い出を育んだ場所だったからです。しかし、生活費の高騰や小規模事業を取り巻く厳しい環境が、この決断を迫りました。

私たちは感謝の心でいっぱいです。長年にわたり支えてくださった皆さま一人ひとりに、心からのありがとうを伝えたいと思います。皆さまがお持ち帰りくださったのはバッグだけではなく、私たちの夢、愛情、そして情熱の一部でした。

心からの感謝を込めて

私たちの作品に込めた芸術性とこだわりを評価し、共に歩んでくださったことに感謝いたします。皆さまの支えがあったからこそ、30年以上にわたり夢を生きることができました。皆さまがいなければ、この旅は実現しなかったでしょう。

そして今、閉店を迎えるにあたり、最後の機会として、私たちの遺産の一部をお届けしたいと思います。手にしていただくバッグは、単なるファッションアイテムではなく、私たちの愛の物語、家族、そして職人としての長年の献身の結晶なのです。

Hiroshi と Yoko ❤️